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乾癬の概要

乾癬(カンセン)とは皮膚の病気の一種です。 境界がはっきりした紅斑の表面に白いフケの様な皮膚片ができます。 身体中どこにでも出来ますが、特に頭、膝、肘に症状があらわれ、 人によって症状は多種多様です。

また、単なる皮膚病ではなく、 脳神経、免疫、内分泌がアンバランスな状態など、 様々な要因が複合的に合わさって起きる病気と考えられています。

乾癬のつらさは、身体的な症状だけではなく、 肌を見られることにストレスを感じたり、行動が消極的になるなど、 精神的な苦痛を感じる方も少なくありません。

また、ただでさえ珍しい病気である為、尋常性乾癬以外の場合には違う病気なのでは、と感じる事もあるかもしれません。しかし、その多くも乾癬、と呼ばれるものだったりします。滴状乾癬は名の通り、一滴の水が垂れたかのような乾癬でぶつぶつが出来るものです。

一言で乾癬、と言うと大体は「尋常性乾癬」のことを指します。足の関節などに発症すると自重により痛みが発生し、歩く事が困難になる場合もあります。これら以外にも幾つかの種類が存在しており、特徴があります。

あまりかゆみは伴わず、気になるようなものではない軽い乾癬ですが、放っておくと尋常性乾癬へと変化する場合があります。尋常性乾癬は乾癬の特徴そのままで、皮膚の紅色化と白いかさぶたのようなものが出来、かゆみを伴うものです。

皮膚が真っ赤になり、ぼろぼろと皮膚が零れ落ちていくような症状が発症した場合には、すぐに病院で診察を受け、診断をしてもらいましょう。他には関節症性乾癬など、関節リウマチのように関節部に発症するものもあります。

乾癬は一見すると簡単に治療できそうな病気に見えますが、実際にはそうでもありません。BSAでは皮膚全体の何%程度に乾癬が発症しているかで評価し、PASIは各部位を大きく分け、その部位が発症しているかどうかで点数をつけます。乾癬の重症度は基本的に軽症、中症、重症に分けられます。

医師が評価する方法と患者自身が評価する方法とがあり、BSA・PASIが医師評価、SAPASIが患者評価となります。乾癬には様々な症状が有り、状況が想定されます。細かく評価し、出来る限り重く受け止めるのが良いでしょう。

個人によってそれは大きく異なる為、乾癬と一言でいってもその症状は一定ではありません。SAPASIは赤く変色しているかどうか、盛り上がり、白いフケなどの状況が発生しているか、それとも発症していないかなどを評価付けします。その為、指標と呼べるものが必要となり、医師はそれを使って乾癬の症状を点数で把握します。

ただ焦ったり、慌てる必要はなく、医師の判断に従いましょう。この医師評価と患者評価を合わせた評価によって、医師は診断をします。

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