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爪乾癬とは

爪乾癬も乾癬の一種で、爪の甲の表面が混濁する病気です。点状に凹むのが特徴的な症状で、病状が悪化すると爪甲下の角質が著しく増殖します。爪が患部となる他の病気も考えられますし、複数の病気が同時に発症しているケースもあります。いずれにしても治療が必要ですし、素人判断は危険ですからまずは皮膚科を受診しましょう。

症状

爪乾癬の症状は爪の甲の変形と言う形で現れます。尋常性乾癬の場合20%、関節症性乾癬が80%前後の割合で爪甲が変形します。乾癬症状が出現している爪は一時的になくなってしまうこともある程ボロボロに剥がれ落ちてしまいます。缶ジュースや缶詰のプルタブを開けようとして爪 の方が破壊されてしまうことも。 身体に出ていた乾癬の症状が改善しても、爪乾癬の場合新しい正常な爪が伸びきるまでの間、凸凹状態の爪のままでいるしかありません。爪が完全に生え変わる には3ヶ月から4ヶ月程度かかります。皮膚細胞が異常増殖する乾癬の場合、成長スピードが速いので2ヶ月程度に短縮される可能性はありますが、それでもし ばらくの間しんどい思いをせざるを得ないのは間違いありません。顔や手、首など人目につく皮膚症状が辛いのと同じように、爪乾癬も思いの外目立つので患者 さんにとっても精神的なストレスになりやすいのがネックです。 女性の場合マニュキュアで誤魔化せそうなものですが、表面のでこぼこが激しいのでキレイに濡れませんし、マニュキュア液の刺激は患部に刺激が強すぎるので 避けるべきです。寒い時期なら手袋で隠すこともできますが・・・。

部位

爪乾癬の症状が現れる部位は爪の甲です。爪甲は皮膚の一部で骨ではありません。部分的に症状が出現することもありますが、大半の場合一度に両手両足の爪がボロボロになってしまいます。

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